フレッツ光を利用しているけれど、光コラボに乗り換えた方がお得になりそう。そう考えている方は多いのではないでしょうか。実際、フレッツ光から光コラボへの「転用」は、工事不要・電話番号そのままで簡単に切り替えられるため、多くの方にとってメリットのある手続きです。
転用とは、フレッツ光の回線をそのまま使いながら、契約先を光コラボ事業者に変更する手続きのことです。回線自体は同じNTTの光ファイバーを使い続けるため、物理的な工事は発生しません。手続きも比較的シンプルで、早ければ1週間から2週間程度で切り替えが完了します。
しかし、転用にはいくつかの注意点もあります。プロバイダのメールアドレスが使えなくなったり、フレッツ光の割引が終了したりする場合があるため、事前に確認しておくべきポイントがあります。この記事では、転用の手順を1ステップずつ丁寧に解説し、見落としがちな注意点もしっかりカバーしていきます。

転用の手順:4ステップで完了
フレッツ光から光コラボへの転用手続きは、以下の4ステップで完了します。初めての方でも迷わないよう、各ステップを詳しく解説します。
ステップ1:転用承諾番号を取得する
まず最初にやるべきことは、NTT東日本またはNTT西日本から「転用承諾番号」を取得することです。転用承諾番号とは、フレッツ光の契約情報を光コラボ事業者に引き継ぐために必要な11桁の番号です。NTTの公式サイトまたは電話窓口で取得できます。取得の際には、フレッツ光のお客様ID、契約者名、利用場所の住所、毎月の支払い方法が必要になりますので、事前に契約書類を手元に用意しておきましょう。
転用承諾番号の有効期限は取得から15日間です。期限が切れると再取得が必要になるため、番号を取得したら速やかに光コラボの申し込み手続きに進んでください。なお、転用承諾番号の取得自体は無料で、この時点ではフレッツ光の解約にはなりません。
ステップ2:光コラボ事業者に申し込む
転用承諾番号を取得したら、乗り換え先の光コラボ事業者に申し込みます。申し込み時に転用承諾番号を入力する欄がありますので、間違いのないように入力してください。Web申し込みが最も手軽ですが、電話や店舗での申し込みも可能です。キャンペーンの適用条件がWeb申し込み限定の場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
ステップ3:切り替え日に自動で転用が完了
申し込みが受理されると、光コラボ事業者から切り替え日の連絡が届きます。切り替え日は申し込みから1週間から2週間後に設定されることが多いです。切り替え当日は特に何もする必要がなく、自動的にフレッツ光から光コラボに契約が切り替わります。インターネットが使えなくなる期間は基本的に発生しません。
ステップ4:ルーターの設定を確認・変更する
切り替え後、ルーターの接続設定の変更が必要になる場合があります。特にプロバイダが変わる場合は、新しいプロバイダの接続IDとパスワードでルーターを再設定してください。IPv6(IPoE方式)に対応した光コラボに切り替えた場合は、対応ルーターを使えば自動的に接続される場合もあります。設定方法は光コラボ事業者から届く案内書に記載されています。
転用前に確認すべき5つの注意点
転用はメリットが大きい反面、事前に確認しておかないと後悔するポイントがいくつかあります。以下の5点は必ずチェックしてから手続きを進めてください。
注意点1:プロバイダのメールアドレスが使えなくなる場合がある
フレッツ光で利用していたプロバイダと光コラボのプロバイダが異なる場合、旧プロバイダのメールアドレスが使えなくなります。各種サービスの登録メールアドレスに旧プロバイダのアドレスを使っている場合は、転用前にGmailなどのフリーメールに変更しておくことを強くおすすめします。プロバイダによっては月額200円から300円程度でメールアドレスだけ維持できるプランを用意しているところもあります。
注意点2:フレッツ光のポイントや割引が失効する
フレッツ光で貯めたポイント(フレッツ光メンバーズクラブのポイントなど)は、転用すると失効する場合があります。転用前にポイント残高を確認し、使い切ってから手続きを進めましょう。また、フレッツ光の長期利用割引を受けている場合も、転用によって割引が終了します。
注意点3:ひかり電話の番号はそのまま引き継げる
フレッツ光でひかり電話を利用している場合、転用後も同じ電話番号をそのまま使い続けることができます。ただし、光コラボ事業者によっては電話オプション(ナンバーディスプレイなど)の内容が異なる場合があるため、利用中のオプションが転用後も使えるかを確認しておきましょう。
注意点4:テレビサービスの継続可否を確認する
フレッツ・テレビを利用している場合は、転用後も継続利用できるかを確認してください。多くの光コラボではフレッツ・テレビに相当するサービスを提供していますが、名称や料金が異なる場合があります。特にスカパー!やひかりTVなどの有料チャンネルを契約している方は、転用による影響がないか事前に問い合わせておくと安心です。
注意点5:光コラボから光コラボへの乗り換えは「事業者変更」
注意点として、光コラボへの「転用」はフレッツ光からの乗り換えのみを指します。すでに光コラボを利用中で別の光コラボに乗り換える場合は「事業者変更」という別の手続きになります。混同しやすいので覚えておきましょう。

転用で料金はどれくらい安くなる?
転用の最大のメリットは月額料金の削減です。フレッツ光と別途プロバイダを契約している場合の月額料金と、光コラボの月額料金を比較してみましょう。
フレッツ光(マンションタイプ)の月額料金は約3,500円から4,500円で、これにプロバイダ料金800円から1,200円程度が加わります。合計で月額4,300円から5,700円程度です。一方、光コラボの月額料金はマンションタイプで3,500円から4,500円程度に収まるサービスが多く、プロバイダ料金は込みです。
単純計算で毎月800円から1,200円の節約になり、年間で約1万円から1万4,000円のコスト削減が見込めます。さらにスマホセット割が適用されれば、1台あたり毎月550円から1,100円が追加で割引されます。家族4人で使えば年間最大5万円以上の節約になる計算です。
加えて、光コラボ各社は転用向けのキャッシュバックキャンペーンを実施していることがあります。金額はサービスによって異なりますが、1万円から4万円程度のキャッシュバックを受けられるケースもあります。価格.comで最新のキャンペーン情報を比較し、最もお得なタイミングで転用手続きを進めましょう。
転用手続きでよくある質問
転用に関してよく寄せられる質問と回答をまとめました。手続き前の不安解消にお役立てください。
Q. 転用に費用はかかりますか?
転用承諾番号の取得は無料です。光コラボ事業者によっては事務手数料(3,300円程度)がかかる場合がありますが、キャンペーンで無料になっているケースも多いです。工事費は基本的にかかりません。
Q. インターネットが使えない期間は発生しますか?
基本的には切り替え日に自動で移行されるため、インターネットが使えなくなる期間は発生しません。ただし、ルーターの設定変更が必要な場合は、設定完了までの短時間は接続が途切れることがあります。
Q. 転用後に元のフレッツ光に戻せますか?
転用後にフレッツ光に戻すことは可能ですが、新規契約扱いとなるため工事が必要になる場合があります。転用は基本的に「片道切符」と考えて、乗り換え先をしっかり検討してから手続きを進めることをおすすめします。
Q. マンションでも転用できますか?
マンションでフレッツ光を利用中であれば転用可能です。マンションの管理会社への連絡は基本的に不要です。光コラボに切り替えた後も、同じマンション内の設備をそのまま利用します。
転用に関する詳しい情報はNTT東日本の光コラボレーション転用手続きページでも確認できます。

まとめ:転用は簡単でお得な乗り換え手段
フレッツ光から光コラボへの転用は、工事不要・電話番号継続・インターネット停止期間なしで切り替えられる手軽な手続きです。月額料金の削減やスマホセット割の適用により、多くの方にとって経済的なメリットがあります。
手続きの流れは「転用承諾番号の取得→光コラボへの申し込み→切り替え日に自動転用→ルーター設定の確認」の4ステップです。メールアドレスの変更やポイントの消化など、事前準備をしっかり行ったうえで、自分のスマホキャリアや利用スタイルに合った光コラボを選んでください。
※本記事の情報は2026年4月時点のものです。最新の手続き方法やキャンペーン内容は各社公式サイトでご確認ください。

