光回線とスマホをセットで契約すると受けられる「セット割」。毎月のスマホ代が割引されるお得な仕組みだが、キャリアやプランによって割引額や条件がバラバラで、正直わかりにくい。
この記事では、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアに加え、UQモバイル・ワイモバイルなどのサブブランドまで含めたセット割の内容を徹底比較する。家族構成や利用状況に合った最適な組み合わせを見つけるヒントにしてほしい。

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スマホセット割とは?基本の仕組みを解説
スマホセット割とは、特定の光回線とスマホを同時に利用することで、スマホの月額料金が割引されるサービスのことだ。割引はスマホ側に適用されるのがポイントで、光回線の月額料金が安くなるわけではない。
家族のスマホも割引対象になるケースが多く、4人家族なら毎月最大4,400円もの割引が受けられることもある。年間にすると52,800円の節約になるため、光回線選びでセット割を考慮するのは非常に重要だ。
セット割を適用する際の注意点
- 光電話オプション(月額550円程度)の加入が条件になるサービスが多い
- ahamo・povo・LINEMOなどの格安プランはセット割の対象外
- 割引額はスマホの料金プランによって変わる
- 離れて暮らす家族も対象になる場合がある
セット割の条件で光電話を契約したものの、家に固定電話機がないというケースは意外と多い。番号だけ持っていても受けられないので、着信番号が見えるナンバーディスプレイ対応のモデルを1台用意しておくと使い勝手がいい。
キャリア別セット割の比較一覧
ここからは、主要キャリアのセット割を具体的に見ていこう。
| キャリア | セット割名 | 対象光回線 | 最大割引額(税込/月) | 最大適用回線数 |
|---|---|---|---|---|
| ドコモ | ドコモ光セット割 | ドコモ光 | 1,100円 | 20回線 |
| au | auスマートバリュー | auひかり・ビッグローブ光・So-net光・eo光など | 1,100円 | 10回線 |
| ソフトバンク | おうち割 光セット | ソフトバンク光・NURO光 | 1,100円 | 10回線 |
| UQモバイル | 自宅セット割 | auひかり・ビッグローブ光・So-net光・eo光など | 1,100円 | 10回線 |
| ワイモバイル | おうち割 光セット(A) | ソフトバンク光 | 1,650円 | 10回線 |

ドコモ光セット割の詳細
ドコモユーザーが光回線を選ぶなら、ドコモ光一択といっても過言ではない。ドコモ光セット割はドコモ光でしか適用されないため、他の光回線を選んでもセット割は受けられない。
割引額(税込/月)
| 対象プラン | 割引額 |
|---|---|
| eximo / eximoポイ活 | 1,100円 |
| irumo(3GB / 6GB / 9GB) | 1,100円 |
| irumo(0.5GB) | 対象外 |
| ahamo | 対象外 |
特徴と注意点
- ファミリー割引グループ内の最大20回線まで割引対象
- 申し込み不要で自動適用される(ドコモ光とスマホの契約名義が同一またはファミリー割引グループ内であれば)
- ahamoは対象外だが、ファミリー割引グループには入れるため家族のeximo等のセット割には影響しない
ドコモ光セット割はファミリー割引グループ内の最大20回線まで自動適用。家族が多いほど節約効果が大きい。
もっとも、家族の人数が増えるほど自宅のWi-Fiにつながる端末も増える。1台のルーターでは家の隅まで電波が届かないという場合、複数台を連携させるメッシュWi-Fiに切り替える家庭も多い。
auスマートバリューの詳細
auユーザーはauひかりだけでなく、ビッグローブ光やSo-net光など複数の光回線でセット割を受けられるのが大きなメリットだ。auひかりがエリア外でも代替の光回線を選べる柔軟さがある。
割引額(税込/月)
| 対象プラン | 割引額 |
|---|---|
| 使い放題MAX / auマネ活プラン | 1,100円 |
| スマホミニプラン | 550円 |
| povo | 対象外 |
対象となる光回線サービス
- auひかり
- ビッグローブ光
- So-net光
- eo光(関西)
- コミュファ光(東海)
- BBIQ(九州)
- メガエッグ(中国地方)
- ピカラ光(四国)
適用条件
- 対象の光回線 + ひかり電話(月額550円)の契約が必要
- 同居家族だけでなく、離れて暮らす家族も対象(家族関係の証明書が必要)
- 最大10回線まで適用可能
ソフトバンクおうち割 光セットの詳細
ソフトバンクユーザーには、ソフトバンク光またはNURO光が対象のセット割がある。NURO光でもおうち割が適用できるのは意外と知られていないポイントだ。
割引額(税込/月)
| 対象プラン | 割引額 |
|---|---|
| データプランペイトク / テイガク無制限 / メリハリ無制限+ | 1,100円 |
| データプランミニフィット+ / ミニフィット | 1,100円 |
| LINEMO | 対象外 |
適用条件
- ソフトバンク光の場合、指定オプション(月額550円〜)の加入が条件
- 指定オプションは「光BBユニットレンタル」「Wi-Fiマルチパック」「ホワイト光電話またはBBフォン」のセット
- NURO光の場合は「NURO光 でんわ」の契約が必要
- 最大10回線まで適用可能
ソフトバンク光のおうち割は指定オプション(月額550円〜)が条件。1人暮らしで割引額が1,100円の場合、実質の節約効果は550円になる点に注意。
指定オプションに含まれるレンタル機器のWi-Fi性能は必要十分といったところで、電波の飛びや同時接続の安定性に物足りなさを感じる方もいる。その場合は市販のWi-Fi 6対応ルーターをブリッジモードで追加すると、無線部分だけ強化できる。
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格安SIM・サブブランドのセット割
UQモバイル「自宅セット割」
UQモバイルの自宅セット割は、auスマートバリューと同じ光回線が対象になる。割引額はプランによって異なり、トクトクプラン・ミニミニプランで最大1,100円の割引を受けられる。
ワイモバイル「おうち割 光セット(A)」
ワイモバイルのおうち割 光セット(A)はソフトバンク光が対象で、シンプル2 S/M/Lプランで最大1,650円の割引が適用される。ワイモバイルは主要キャリア・サブブランドの中で割引額が最大のため、コスパ重視の方にはかなりお得な組み合わせだ。
ahamo・povo・LINEMOはセット割なし
大手キャリアの格安プランであるahamo(ドコモ)、povo(au)、LINEMO(ソフトバンク)にはセット割が適用されない。その代わり月額料金自体が安いため、セット割なしでも十分安い回線と組み合わせるのがおすすめだ。具体的には、GMOとくとくBB光(戸建て4,818円/マンション3,773円)やenひかり(戸建て4,620円/マンション3,520円)などが候補になる。

家族構成別のセット割シミュレーション
一人暮らしの場合
一人暮らしの場合、セット割の恩恵は1回線分のみ。光電話オプション(月額550円)が条件の場合、実質的な節約効果は小さくなる。一人暮らしなら月額料金が安い光回線を素直に選ぶほうがトータルで安くなることもある。
4人家族(大手キャリア利用)の場合
家族4人がドコモのeximoを利用し、ドコモ光を契約した場合のシミュレーションを見てみよう。
- セット割:1,100円 × 4人 = 毎月4,400円の割引
- 年間節約額:4,400円 × 12ヶ月 = 52,800円
光回線の月額料金(マンション4,400円)をセット割だけで実質ゼロにできる計算だ。家族が多い場合は、セット割の有無が光回線選びの最重要ポイントになる。
家族が多い世帯では、パソコンやゲーム機を有線でつなごうとしたときにルーターのLANポートが足りなくなることがある。数千円のスイッチングハブを1台足すだけでポート数を増やせるので、覚えておくと便利だ。
よくある質問(Q&A)
Q. セット割と光回線の月額料金、どちらを重視すべき?
A. 家族2人以上で大手キャリアを利用しているなら、セット割を重視するのがお得になりやすい。一人暮らしや格安SIM利用者は、月額料金の安さを優先するのがおすすめだ。
Q. セット割は自動で適用される?
A. ドコモ光セット割はファミリー割引グループ内であれば自動適用される。auスマートバリューとソフトバンクおうち割は、別途申し込みが必要だ。
Q. 光回線を乗り換えたらセット割はどうなる?
A. セット割は光回線とスマホの組み合わせで適用されるため、光回線を解約・乗り換えするとセット割も解除される。乗り換え先の光回線でもセット割が使えるか事前に確認しておこう。
セット割がないキャリア・格安SIMの光回線選び
セット割が使えないキャリアや格安SIMを利用している場合でも、光回線をお得に使う方法はある。ここでは、セット割に頼らない光回線選びのポイントを解説する。
楽天モバイルユーザーの場合
楽天モバイルには、楽天ひかりとのセット割は記事執筆時点では提供されていない。そのため、月額料金が安い光回線を素直に選ぶのがベストだ。楽天ひかりの月額は戸建て5,280円・マンション4,180円で、特別安いわけではない。楽天経済圏でポイントを貯めたい方以外は、GMOとくとくBB光やenひかりのほうがコストを抑えられる。
mineo・IIJmio・日本通信SIMなどのMVNOユーザーの場合
MVNOの格安SIMにはセット割がほぼ存在しない。光回線選びは純粋に月額料金と速度のバランスで決めるのがおすすめだ。
- enひかり:戸建て4,620円/マンション3,520円(業界最安水準・縛りなし)
- おてがる光:戸建て4,708円/マンション3,608円(縛りなし・工事費実質無料)
- GMOとくとくBB光:戸建て4,818円/マンション3,773円(Wi-Fiルーター無料レンタル付き)
セット割なしでも光回線は必要?
スマホのテザリングやモバイルWi-Fiで代用する方法もあるが、動画視聴や在宅ワークを頻繁に行う場合は光回線があったほうが快適だ。通信量を気にせず使えること、複数デバイスで同時接続しても安定すること、Ping値が低くオンラインゲームにも向いていることなど、光回線ならではのメリットは大きい。
せっかく通信量を気にせず使える環境が整うなら、テレビでの動画視聴も快適にしておきたいところだ。配信アプリ非対応のテレビでも、HDMI端子に挿すストリーミング端末があれば大画面で楽しめる。

参考になる外部サイト
セット割の詳細や最新の適用条件は、各キャリアの公式サイトで確認できる。
まとめ:セット割を活かして通信費をトータルで節約しよう
光回線のスマホセット割は、特に家族が多い世帯ほど大きな節約効果を発揮する。ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアはそれぞれ対応する光回線が異なるため、まずは自分のスマホキャリアに合った光回線を候補にするのが選び方の第一歩だ。
格安SIMやahamo・povo・LINEMOを利用している場合はセット割にこだわらず、月額料金の安さや通信速度で光回線を選ぶのが賢い方法だ。

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