楽天ひかりの契約を検討していると、「速度が遅い」という口コミを見かけることがあります。楽天経済圏のメリットを活かしたいけれど、速度面が気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、楽天ひかりはIPv6(クロスパス)対応によって速度が大幅に改善されています。IPoE接続時の平均下り速度は約339Mbpsに達しており、日常的なインターネット利用であればストレスを感じる場面はほとんどありません。
この記事では、最新の実測データをもとに楽天ひかりの速度を検証し、他社光回線との比較や遅いと感じたときの具体的な対策まで網羅的に解説していきます。

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楽天ひかりの最新実測データを検証
みんそくの平均速度データ
通信速度の実測データを集計しているみんなのネット回線速度(みんそく)によると、楽天ひかりの直近3ヶ月の実測データは以下のようになっています。
全体平均
下り(ダウンロード):約187Mbps
上り(アップロード):約162Mbps
IPoE接続時
下り:約339Mbps
上り:約246Mbps
Ping値:約19.6ms
注目していただきたいのは、接続方式による速度差です。従来のPPPoE接続では下り約186Mbpsにとどまりますが、IPoE接続(IPv6クロスパス)を利用すると下り約339Mbpsまで速度が跳ね上がります。楽天ひかりを使うなら、IPv6対応のルーターを用意してIPoE接続にすることが大前提です。
他社光回線との速度比較
主要な光回線との実測速度を比較してみましょう。以下の表はみんそくのデータをもとに作成しています。
| 光回線 | 平均下り速度 | 平均上り速度 | Ping値 |
|---|---|---|---|
| NURO光 | 約840Mbps | 約618Mbps | 約11ms |
| auひかり | 約627Mbps | 約540Mbps | 約15ms |
| ドコモ光 | 約260Mbps | 約280Mbps | 約19ms |
| ソフトバンク光 | 約300Mbps | 約310Mbps | 約16ms |
| 楽天ひかり(IPoE) | 約339Mbps | 約246Mbps | 約19.6ms |
NURO光やauひかりは独自回線を使用しているため、速度面では頭ひとつ抜けています。一方で楽天ひかりはIPoE接続であればドコモ光やソフトバンク光と同等かそれ以上の水準です。NTTフレッツ光の回線を利用する「光コラボ」のなかでは、十分に健闘している数値といえます。
IPv6(クロスパス)対応で速度が改善した背景
楽天ひかりにはかつて「夜になると極端に遅くなる」という深刻な問題がありました。IPv4のPPPoE接続のみに対応していた時期には、夜間のピークタイムに10Mbps以下まで速度が落ちるケースも報告されていたのです。
しかしIPv6(クロスパス)への対応後、この問題は大きく改善されました。
従来のIPv4 PPPoE接続では、プロバイダとNTT網の接続点にある「網終端装置」を経由する必要があり、ここがボトルネックになっていました。IPv6のIPoE方式ではこの網終端装置を経由せずに直接インターネットへ接続できるため、回線の混雑による速度低下を回避できます。
現在、楽天ひかりではIPv6が標準で提供されており追加料金は不要です。ただし、IPv6の恩恵を受けるにはクロスパス対応のルーターが必要になります。楽天ひかりの公式サポートページで対応ルーターの一覧を確認できますので、契約前にチェックしておくことをおすすめします。

楽天ひかりの料金プランと他社比較
速度だけでなく、料金面も光回線選びでは重要なポイントです。楽天ひかりの月額料金と他社を比較してみましょう。
| 光回線 | 戸建て月額 | マンション月額 | 契約期間 |
|---|---|---|---|
| 楽天ひかり | 5,280円 | 4,180円 | 2年 |
| NURO光 | 5,200円 | 2,090円〜 | 3年 |
| auひかり | 5,610円 | 4,180円 | 3年 |
| ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 | 2年 |
| ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 | 2年 |
楽天ひかりの月額料金は光コラボのなかでは比較的リーズナブルな部類に入ります。ドコモ光やソフトバンク光よりも戸建てで440円安く設定されています。
楽天モバイルとのセット割「最強おうちプログラム」
楽天ひかりの大きな魅力として、楽天モバイルとのセット利用による「最強おうちプログラム」があります。
永年毎月1,000ポイント還元:楽天ひかりと楽天モバイル(Rakuten最強プラン)を同時に利用すると適用されます。
工事費実質無料:標準工事費の最大22,000円分が24回のポイント進呈で還元されます。
楽天市場SPU+2倍:楽天市場でのポイント倍率がさらにアップします。
月額5,280円(戸建て)から毎月1,000ポイントが還元されるため、実質4,280円で利用できる計算です。楽天経済圏を活用している方にとっては、料金面でのメリットが非常に大きい光回線といえます。
ポイントは期間限定ポイントとして進呈され、有効期間は進呈日から6ヶ月です。また、楽天ひかりにはルーターの無料レンタルサービスがないため、クロスパス対応ルーターは自分で購入する必要があります。価格帯は5,000円〜15,000円程度です。
楽天ひかりが遅いと感じたときの対策3選
対策1:クロスパス対応ルーターに買い替える
楽天ひかりの速度を最大限に引き出すには、IPv6(クロスパス)対応のルーターが必須です。古いルーターを使い続けていると、IPv4のPPPoE接続のままになっている可能性があります。
IPoE接続とPPPoE接続では下り速度に約150Mbpsもの差が出るため、ルーターが未対応であれば買い替えの効果は絶大です。Wi-Fi 6やWi-Fi 7に対応したクロスパス対応ルーターを選べば、無線接続でも安定した速度が期待できます。
対策2:LANケーブルをCat6以上に交換する
意外と見落としがちなのが、LANケーブルの規格です。Cat5以前のケーブルは最大100Mbpsまでしか対応していないため、回線速度が出ていてもケーブルがボトルネックになっているケースがあります。
ケーブルのカテゴリはコネクタ付近に印字されていますので、確認してみてください。Cat6以上のケーブルであれば1Gbpsに対応しています。数百円の投資で劇的に改善する可能性がある、コストパフォーマンスの高い対策です。
対策3:ルーターの設置場所を最適化する
Wi-Fiの電波は壁や床を通過するたびに減衰します。設置場所を見直すだけで体感速度が大きく変わることがあります。
・家の中央付近に設置する
・床から1メートル以上の高さに置く
・電子レンジやBluetooth機器から離す
・水槽や金属製の家具の近くを避ける
これらを意識するだけでも、Wi-Fiの安定性は格段に向上します。有線接続できる環境であれば、有線接続を併用するのも効果的です。

楽天ひかりの速度で十分なケースと足りないケース
十分に快適なケース
IPoE接続時の下り約339Mbpsという速度は、以下のような用途であれば全く問題ありません。
・Webサイトの閲覧やSNSの利用
・HD・4K動画の視聴(Netflix、YouTubeなど)
・テレワークでのビデオ会議(Zoom、Teamsなど)
・メールやクラウドストレージの利用
・軽めのオンラインゲーム(RPGやシミュレーション系)
一般的なインターネット利用の大半はカバーできる速度です。4K動画の視聴に必要な速度は約25Mbps、Zoomのビデオ会議でも約10Mbps程度あれば十分なので、339Mbpsあれば余裕を持って利用できます。
速度が足りない可能性があるケース
一方で、以下の用途を重視する方には楽天ひかりの速度では物足りなさを感じる場面があるかもしれません。
・FPS・格闘ゲームなどの対戦型オンラインゲーム(低Ping値が重要)
・ゲーム実況や高画質動画の配信(高い上り速度が必要)
・大容量ファイルの頻繁なアップロード・ダウンロード
これらの用途がメインであれば、NURO光(下り約840Mbps)やauひかり(下り約627Mbps)など、速度に定評のある回線を検討した方がよいでしょう。
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速度重視なら検討したい他社光回線
楽天ひかりの速度に不安がある方に向けて、速度面で評価の高い光回線を紹介します。
NURO光:最大2Gbps(ベストエフォート)のプランを提供しており、実測でも下り約840Mbpsと最速クラスです。独自回線とG-PON方式の採用により、混雑に強いのが特徴です。月額5,200円(戸建て3年契約)とコストパフォーマンスにも優れていますが、提供エリアが限定されている点には注意が必要です。
auひかり:KDDIの独自回線を使用しており、NTT回線の混雑を受けません。実測でも下り約627Mbpsと安定した高速通信が可能です。auスマートバリューやUQモバイルの自宅セット割にも対応しているため、au・UQユーザーにはメリットの大きい選択肢です。
GMOとくとくBB光:NTT回線(光コラボ)ながら、v6プラス対応で安定した速度を実現しています。契約期間の縛りがなく、シンプルな料金体系が魅力です。
ただし、楽天経済圏のポイント還元を加味すると、楽天ひかりの実質コストは非常に魅力的です。速度とコスト、どちらを優先するかで最適な選択肢は変わってきます。
各光回線の速度を比較したい場合は、みんそくの光回線速度ランキングが参考になります。

楽天ひかりの速度に関するよくある質問
Q. 楽天ひかりの速度は本当に改善されたのですか?
A. はい、IPv6(クロスパス)対応後に大幅に改善されています。IPoE接続時の下り平均速度は約339Mbpsで、PPPoE接続時(約186Mbps)と比べると約1.8倍の速度が出ています。夜間の極端な速度低下も解消されており、IPv6対応前とは別の回線と言えるほど改善しています。
Q. IPv6(クロスパス)を利用するには何が必要ですか?
A. クロスパス対応のルーターが必要です。楽天ひかりではルーターの無料レンタルサービスを行っていないため、市販の対応ルーターを自分で購入する必要があります。Wi-Fi 6対応モデルで5,000円〜15,000円程度で購入できます。対応機種は楽天ひかりの公式サポートページで確認できます。
Q. 楽天ひかりでオンラインゲームは快適にプレイできますか?
A. ゲームの種類によります。RPGやシミュレーション系のゲームであれば問題なくプレイできます。ただし、FPSや格闘ゲームなど低Ping値が求められるジャンルでは、NURO光(Ping約11ms)やauひかり(Ping約15ms)の方が有利です。楽天ひかりのPing値は約19.6msで、シビアなタイミング操作が必要なゲームでは差を感じる場面があるかもしれません。
Q. 楽天ひかりが遅いと感じたら、まず何をすべきですか?
A. まず、IPv6(クロスパス)接続になっているかを確認してください。ルーターの管理画面やスピードテストサイトで接続方式を確認できます。IPv4接続のままであれば、クロスパス対応ルーターへの買い替えで劇的に改善する可能性があります。次にLANケーブルの規格確認、ルーターの設置場所の見直しを試してみてください。
Q. 楽天モバイルとのセット割はどれくらいお得ですか?
A. 「最強おうちプログラム」により、永年毎月1,000ポイントが還元されます。戸建ての場合、月額5,280円から1,000ポイント還元で実質4,280円となり、主要光回線のなかでもトップクラスのコストパフォーマンスです。さらに工事費実質無料(最大22,000円分)や楽天市場のSPU+2倍の特典も付きます。
まとめ:日常使いには十分、楽天経済圏なら有力な選択肢
楽天ひかりの速度は、IPv6(クロスパス)対応後に大きく改善されています。IPoE接続時の下り平均約339Mbpsは、動画視聴やテレワーク、SNSなど一般的なインターネット利用であれば十分すぎる速度です。
一方で、NURO光やauひかりといった独自回線の光回線と比較すると、速度面では差があるのも事実です。FPSゲームや動画配信など、高速通信が求められる用途がメインの方には他社回線の方が適しています。
楽天ひかりの最大の強みは、楽天モバイルとのセット利用による毎月1,000ポイント還元や楽天市場でのSPU+2倍といったポイント施策です。速度面では中位〜やや上の位置づけですが、楽天経済圏を活用している方にとってはトータルコストで非常に魅力的な選択肢になります。
速度を最優先するのか、ポイント還元を含めた総合的なお得さを重視するのか。ご自身の利用スタイルに合わせて最適な光回線を選んでみてください。
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