最大2Gbpsを謳うNURO光だが、「実際にそんなに速いの?」と疑問に感じている方も多いのではないだろうか。光回線の速度はベストエフォート型なので、最大速度がそのまま出るわけではない。この記事では、ユーザーの実測データをもとに、NURO光の実際の速度を徹底検証していく。

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NURO光の基本スペックをおさらい
NURO光は、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光回線サービスだ。NTTのダークファイバー(未使用の光ファイバー)を利用し、独自の通信方式「G-PON」を採用することで、下り最大2Gbpsという高速通信を実現している。一部エリアでは10Gbpsプランも提供中だ。
通信方式に関して、多くの光コラボが「GE-PON」を採用しているのに対し、NURO光は「G-PON」を採用している。G-PONはGE-PONの約2倍の帯域幅を持つため、理論上はより高速な通信が可能となっている。
実測データで見るNURO光の平均速度
光回線の速度比較サイト「みんなのネット回線速度(みんそく)」に寄せられた直近の測定データをもとに、NURO光の実測速度を見ていこう。
接続方法別の平均速度
有線接続の場合、NURO光の平均ダウンロード速度は約1,382Mbps、平均アップロード速度は約1,120Mbpsと報告されている。これは一般的な光回線の実測値(300~500Mbps程度)と比較すると、かなり高い数値だ。
一方、Wi-Fi(無線)接続の場合は、平均ダウンロード速度が約569Mbps、平均アップロード速度が約490Mbpsとなっている。有線に比べると速度は落ちるが、それでも光回線としては十分に速い部類に入る。
Wi-Fi接続でも約569Mbps出ていれば、4K動画の視聴(推奨25Mbps以上)やオンラインゲーム(推奨30~100Mbps)には余裕で対応できる。
住宅タイプ別の平均速度
住宅タイプ別で見ると、戸建ての平均ダウンロード速度は約1,233Mbps、集合住宅(マンション・アパート)では約1,384Mbpsとなっている。マンションの方がやや速い数値が出ているが、これは測定環境やサンプル数の違いによるものと考えられる。

NURO光の速度が速い理由
理由1:G-PON方式の採用
前述の通り、NURO光は独自のG-PON方式を採用している。一般的な光コラボが使うGE-PONは下り最大1Gbpsだが、G-PONは下り最大2.488Gbpsの帯域を持つ。この違いが速度差に直結している。
理由2:独自回線による混雑回避
光コラボはNTTのフレッツ光回線を多くの事業者で共有しているため、利用者が多い夜間帯に速度が低下しやすい。一方、NURO光はダークファイバーを独占的に使用するため、回線の混雑が発生しにくいという特徴がある。
理由3:専用ONUの提供
NURO光では、Wi-Fiルーター機能付きのONU(光回線終端装置)が無料で提供される。これにより、別途ルーターを用意しなくても、すぐに高速なWi-Fi環境が整う。記事執筆時点では、Wi-Fi 6対応のONUが提供されているため、対応端末であればさらに高速な通信が可能だ。
速度が遅いと感じたときの改善方法
NURO光でも、環境によっては期待した速度が出ないことがある。その場合、以下の対策を試してみよう。
改善策1:LANケーブルのカテゴリを確認する
古い規格のLANケーブル(Cat5など)を使っていると、回線速度のボトルネックになる。Cat6以上のLANケーブルに交換するだけで速度が改善されることがある。
改善策2:ONUの再起動
ONUやルーターは長時間稼働すると処理能力が低下することがある。電源を切って30秒ほど待ってから再起動するだけで、速度が回復するケースも多い。
改善策3:Wi-Fiの接続周波数を確認する
Wi-Fiには2.4GHz帯と5GHz帯がある。5GHz帯の方が高速で干渉も少ないため、速度を重視するなら5GHz帯に接続しよう。ただし、5GHz帯は壁などの障害物に弱いため、ONUから離れている場合は中継器の導入も検討したい。
改善策4:端末側の設定を確認する
パソコンのネットワークドライバが古い場合や、省電力設定でネットワーク速度が制限されている場合がある。ドライバの更新や電源設定の見直しも効果的だ。

NURO光の速度に関するよくある質問
Q. NURO光は夜に遅くなる?
NURO光は独自回線を使っているため、光コラボと比べると夜間の速度低下は起きにくい。ただし、同一エリアの利用者が多い場合は若干の速度低下が生じることはある。
Q. 2Gbpsと10Gbps、どっちを選ぶべき?
一般的な家庭利用であれば2Gbpsプランで十分すぎる速度が出る。10Gbpsプランは、大容量データのやり取りが頻繁にある方や、複数人で同時に高負荷な通信を行うヘビーユーザー向けだ。
Q. 速度が全然出ない場合はどうする?
上記の改善策を試しても速度が改善しない場合は、NURO光のサポートに問い合わせよう。ONU(光回線終端装置)の故障や、回線側のトラブルが原因になっている可能性もある。問い合わせはNURO光公式サイトから行える。
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NURO光と他社回線の速度比較
NURO光の速度を他の主要光回線と比較してみよう。みんそくのデータをもとにした参考値は以下の通りだ。
- NURO光:下り約569Mbps(Wi-Fi接続時)
- auひかり:下り約500Mbps前後
- ソフトバンク光:下り約320Mbps前後
- 楽天ひかり:下り約310Mbps前後
- ドコモ光:下り約270Mbps前後
あくまで平均値のため、エリアや接続環境によって異なるが、NURO光はWi-Fi接続時でも他社の有線接続に匹敵する速度が出ているのがわかる。速度を重視するなら、NURO光は非常に有力な選択肢と言える。
上記の速度はあくまでユーザー投稿データの平均値であり、利用環境や測定条件によって大きく異なる。契約前にエリアの口コミなども参考にしよう。

NURO光の速度を最大限に引き出す環境構築のコツ
NURO光のポテンシャルを最大限に引き出すためには、回線だけでなく周辺環境も重要だ。ここでは、速度を最大化するための具体的なポイントを紹介する。
ルーターの設置場所を最適化する
Wi-Fi電波は壁や家具などの障害物で弱まる。ONUはできるだけ部屋の中央に近い場所で、床から1m以上の高さに設置するのが理想的だ。キッチンやバスルームの近くは、水が電波を吸収するため避けた方がよい。
Wi-Fi 6対応端末で接続する
NURO光のONUがWi-Fi 6に対応していても、接続する端末がWi-Fi 5以前の規格だと、その速度がボトルネックになる。スマホやパソコンがWi-Fi 6に対応しているか確認しよう。
DNSサーバーの設定を見直す
デフォルトのDNSサーバーから、GoogleのパブリックDNS(8.8.8.8、8.8.4.4)やCloudflareのDNS(1.1.1.1)に変更することで、Web表示の体感速度が向上することがある。回線速度そのものは変わらないが、名前解決が速くなるため、ブラウジングが快適になる。
セキュリティソフトの影響を確認する
一部のセキュリティソフトは、通信を監視する過程で速度を低下させることがある。速度が極端に遅い場合は、一時的にセキュリティソフトを無効にして測定してみると、原因の切り分けができる。

速度測定のおすすめサイト
NURO光の実測速度を確認したい場合は、以下の速度測定サイトがおすすめだ。
- みんなのネット回線速度(みんそく):他のユーザーの測定結果も見られる
- FAST.com:Netflixが提供するシンプルな速度測定ツール
測定は時間帯を変えて複数回行うのがコツだ。朝・昼・夜それぞれの速度を確認することで、より正確な実力がわかる。
NURO光の10Gbpsプランは本当に必要?
NURO光には2Gbpsプランに加えて、一部エリアで10Gbpsプランも提供されている。「10ギガにした方が速いのでは?」と迷う方もいるだろう。
結論から言うと、一般的な家庭利用であれば2Gbpsプランで十分すぎる速度が出る。前述の実測データの通り、Wi-Fiでも平均569Mbps出ているため、4K動画やオンラインゲームには余裕で対応できる。10Gbpsプランは月額料金が高く、対応ルーターやLANケーブルも必要になるため、コストパフォーマンスの面では2Gbpsプランの方が優れている。
10Gbpsプランが向いているのは、家族が多くて同時に高負荷な通信を行うケースや、大容量のファイル転送を日常的に行うクリエイター・エンジニアなど、限られた用途だ。
まとめ|NURO光は実測データでも高速を証明している
NURO光の速度は、最大2Gbpsという理論値だけでなく、ユーザーの実測データでも高い数値が確認されている。Wi-Fi接続でも平均569Mbps、有線なら1,300Mbps以上と、動画もゲームもテレワークも快適にこなせるレベルだ。
もし速度が遅いと感じた場合も、LANケーブルの交換やWi-Fi周波数の見直しなど、簡単な対策で改善できることが多い。速度重視で光回線を選びたいなら、NURO光は間違いなく候補に入れるべきサービスと言えるだろう。
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