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光回線の速度は「最大○Gbps」ではなく実測で比較することが大切です
光回線の公式サイトに表示されている「最大1Gbps」「最大2Gbps」は、ベストエフォート(理論上の最大値)であり、実際にその速度が出ることはまずありません。大切なのは、実際のユーザーが測定した「実測速度」です。
同じ「最大1Gbps」の光回線でも、実測速度は回線によって100Mbps以下から500Mbps以上まで大きな差が出ます。この記事では、実測データをもとに速度が出やすい光回線の特徴と選び方を解説します。

光回線の実測速度比較
ユーザーの実測データに基づく、主要光回線の速度を比較します。
| 光回線 | 回線タイプ | 下り平均速度 | 上り平均速度 | 平均Ping値 |
|---|---|---|---|---|
| NURO光 | 独自回線 | 約600Mbps | 約550Mbps | 約12ms |
| auひかり | 独自回線 | 約500Mbps | 約490Mbps | 約15ms |
| eo光(関西) | 電力会社系 | 約600Mbps | 約500Mbps | 約15ms |
| コミュファ光(東海) | 電力会社系 | 約550Mbps | 約500Mbps | 約14ms |
| ドコモ光 | 光コラボ | 約270Mbps | 約260Mbps | 約19ms |
| ソフトバンク光 | 光コラボ | 約300Mbps | 約280Mbps | 約16ms |
| GMOとくとくBB光 | 光コラボ | 約280Mbps | 約290Mbps | 約18ms |
| ビッグローブ光 | 光コラボ | 約250Mbps | 約240Mbps | 約18ms |
※速度は利用環境や時間帯によって変動します。上記はユーザーの報告データの目安です。
自分で正確に速度を測る方法を知りたい方は、測定条件を揃えることが正確な結果につながります。速度測定のやり方は以下の記事をご覧ください。

独自回線(NURO光・auひかり)や電力会社系回線(eo光・コミュファ光)は、光コラボ回線と比較して実測速度が1.5〜2倍程度高い傾向があります。速度を最優先にしたい方はこれらの回線を検討してください。
光回線の速度に影響する4つの要因
回線の種類(共有型と専有型)
フレッツ光系(光コラボ)は多くのユーザーが同じ設備を共有しているため、利用者が集中する夜20〜23時に速度が低下しやすい特徴があります。一方、NURO光やauひかりなどの独自回線は利用者数が比較的少ないため、混雑の影響を受けにくく速度が安定しやすいです。
接続方式(IPv4 PPPoE と IPv6 IPoE)
速度に最も大きく影響するのが接続方式です。従来のIPv4 PPPoE接続では、NTTの網終端装置がボトルネックになって速度が落ちることがあります。IPv6 IPoE接続(v6プラスなど)であれば、この混雑ポイントを迂回できるため速度が安定します。
同じ回線・同じプロバイダでも、接続方式がIPv4かIPv6かで実測速度が2〜5倍違うことは珍しくありません。速度を重視するなら、IPv6 IPoE対応は必須条件です。
IPv6接続で速度が改善される仕組みは、技術的な背景を理解しておくと回線選びに役立ちます。IPv6の詳しい解説は以下の記事でまとめています。



プロバイダの設備投資
光コラボの場合、同じフレッツ光回線を使っていてもプロバイダによって速度差が生じます。これはプロバイダが保有するサーバーや設備の処理能力に差があるためです。設備投資に積極的なプロバイダ(GMOインターネットグループなど)は速度が安定する傾向があります。
自宅の通信環境
Wi-Fiルーターの性能、LANケーブルの規格、ルーターの設置場所も速度に大きく影響します。光回線自体は高速でも、ルーターが古かったりLANケーブルがCat5(最大100Mbps)だったりすると、そこで速度が制限されてしまいます。
速度が出ないときの改善策は、原因ごとに適切な対処法が異なります。速度改善のための7つの方法は以下の記事でまとめています。





用途別に必要な速度の目安
| 用途 | 推奨速度 | 備考 |
|---|---|---|
| Web閲覧・SNS | 下り10Mbps以上 | ほぼすべての光回線で問題なし |
| 動画視聴(HD画質) | 下り25Mbps以上 | YouTubeやNetflixのHD視聴 |
| 動画視聴(4K画質) | 下り50Mbps以上 | 4K配信コンテンツの視聴 |
| オンラインゲーム | 下り50Mbps以上、Ping値20ms以下 | FPSなどではPing値が特に重要 |
| ゲーム配信・動画配信 | 上り30Mbps以上 | 配信は「上り速度」がポイント |
| テレワーク(Web会議) | 上下30Mbps以上 | ZoomやTeamsの安定利用に必要 |
IPv6対応の光回線であれば、上記の推奨速度はほとんどクリアできます。問題は夜間にどれだけ速度が低下するかで、ここが回線ごとの差につながります。
速度が遅いときの改善方法
IPv6接続に切り替える
まだIPv4 PPPoE接続を使っている場合は、プロバイダに連絡してIPv6 IPoE接続に切り替えましょう。無料で変更できることが多く、これだけで速度が大幅に改善するケースが非常に多いです。
Wi-Fiルーターを最新機種に買い替える
5年以上前のルーターを使っている場合は、買い替えを検討してください。Wi-Fi 6対応のルーターであれば、複数端末を同時接続しても速度が落ちにくくなります。5,000〜10,000円程度で十分な性能のものが購入できます。
LANケーブルの規格を確認する
LANケーブルがCat5(最大100Mbps対応)だと、どんなに速い回線でも100Mbps以上の速度は出ません。Cat5e以上(1Gbps対応)、できればCat6以上に交換してください。ケーブル1本数百円で速度が改善するため、最もコスパの良い対策です。
ルーターの設置場所を見直す
ルーターを床に直置きしたり、家電の近くに置いたりするとWi-Fiの電波が弱まります。できるだけ部屋の中央付近の高い位置に設置するのが理想です。壁や床を挟むと電波は弱くなるため、よく使う部屋の近くに設置しましょう。
電子レンジはWi-Fiと同じ2.4GHz帯の電波を発するため、電子レンジの近くにルーターを置くと速度が大幅に低下することがあります。ルーターは家電から離れた場所に設置してください。


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速度測定の正しいやり方
光回線の速度を正確に測定するためには、以下の条件で計測することをおすすめします。
・有線LAN接続で測定する(Wi-Fiの影響を排除できる)
・混雑時間帯(夜20〜23時)と空いている時間帯の両方で測定する
・複数の測定サイトで計測して平均値を確認する
・他のデバイスでの通信を停止してから測定する
速度測定サイトとしては、Googleの「インターネット速度テスト」が手軽で信頼性が高いです。Fast.com(Netflix提供)も信頼できる測定サイトです。
光回線の速度に関するよくある質問
Q. 光回線の速度はどれくらい出れば「速い」と言えますか?
一般的に、下り200Mbps以上出ていれば快適にインターネットを利用できます。日常的なWeb閲覧や動画視聴であれば100Mbpsでも十分です。オンラインゲームをプレイする場合は、速度よりもPing値(応答速度)が重要で、20ms以下が目安になります。
Q. 夜になると速度が遅くなるのはなぜですか?
夜間は多くの人がインターネットを利用するため、回線が混雑して速度が低下します。特にフレッツ光系(光コラボ)の回線でIPv4 PPPoE接続を使っている場合は、混雑の影響を大きく受けます。IPv6 IPoE接続に切り替えることで改善できるケースがほとんどです。
Q. Wi-Fiと有線LANではどれくらい速度が変わりますか?
一般的に、有線LAN接続のほうがWi-Fi接続よりも1.5〜3倍程度速くなります。特に古いルーターや壁越しのWi-Fi接続では速度差が大きくなります。速度を最大限に活かしたい場合は有線LAN接続を使用してください。
Q. 10ギガプランは契約すべきですか?
現時点では、多くの方に10ギガプランは不要です。一般的なインターネット利用であれば1Gbpsプランで十分な速度が出ます。10ギガプランは月額料金が高く、対応ルーターやLANケーブルも必要になります。大容量ファイルの転送や複数人での同時利用が頻繁にある場合は検討する価値があります。
実測速度のデータはみんなのネット回線速度で確認できます。価格.com(kakaku.com・サイト終了)でも各回線の速度評判をチェックできます。


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