光回線を申し込もうと思ったとき、「工事って具体的に何をするの?」「壁に穴を開けられるの?」「どれくらい時間がかかるの?」と不安に感じる方は多いです。初めての光回線工事だと、当日の流れがまったくイメージできなくて心配になりますよね。
しかし、実際の工事内容はそこまで大がかりなものではありません。基本的には電柱から建物へ光ファイバーケーブルを引き込み、室内に機器を設置するだけです。戸建てなら1〜2時間、マンションなら30分〜1時間程度で完了するのが一般的です。
この記事では、光回線の工事内容・手順・所要時間・費用をわかりやすくまとめました。戸建てとマンションそれぞれのケースを解説しているので、自分の状況に当てはめながら読んでみてください。

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光回線工事の全体の流れ(申込〜開通まで)
光回線が使えるようになるまでの流れは、おおまかに次の5ステップです。
- 光回線サービスに申し込む
- 工事日の調整・決定
- 開通工事の実施(立ち会いが必要)
- ONU(光回線終端装置)やルーターの接続・設定
- インターネット利用開始
申込から工事日までは、通常2週間〜1か月程度かかります。ただし、引っ越しが集中する3月〜4月は予約が混み合うため、1〜2か月待ちになるケースもあります。早めの申し込みを心がけましょう。
戸建ての工事内容を詳しく解説
戸建て住宅の場合、工事は「屋外工事」と「屋内工事」の2段階に分かれます。
屋外工事:電柱から建物への引き込み
まず、最寄りの電柱から建物の外壁まで光ファイバーケーブルを引き込みます。ケーブルは外壁に金具で固定されます。この作業は工事業者が行うため、契約者は室内で待機していれば問題ありません。
屋内工事:室内への引き込みと機器設置
外壁まで来た光ファイバーケーブルを、室内に引き込みます。引き込み経路は主に次の3パターンです。
| 引き込み方法 | 詳細 |
|---|---|
| 電話用の配管を利用 | 既存の電話線用の配管に光ファイバーを通す。最もよく使われる方法 |
| エアコンのダクトを利用 | エアコン用の穴から光ファイバーを通す。配管が使えない場合の代替手段 |
| 壁に穴を開ける | 上記の方法が使えない場合に、直径10mm程度の穴を開けて引き込む |
ほとんどのケースでは既存の配管やダクトを利用するため、壁に穴を開けることは少ないです。万が一穴あけが必要な場合は、工事当日に業者から事前に確認があります。賃貸住宅の場合は、事前に大家さんや管理会社の許可を得ておきましょう。
室内に引き込んだ光ファイバーの先端には「光コンセント」が設置され、そこにONU(光回線終端装置)を接続します。ONUからルーターを経由してパソコンやスマホをつなげば、インターネットが利用できる状態になります。
戸建て工事の所要時間
戸建ての工事は、おおむね1〜2時間で完了します。配線経路が複雑な場合や追加作業が発生した場合は、2〜3時間かかることもあります。

マンション・アパートの工事内容を詳しく解説
マンションやアパートの場合、工事内容は建物の設備状況によって大きく異なります。
「インターネット完備」の場合
各部屋まで回線が引き込み済みで、プロバイダ契約も完了している状態です。入居後すぐにインターネットが使えるため、基本的に工事は不要です。LANケーブルやWi-Fiルーターを用意するだけで利用を開始できます。
「インターネット対応」の場合
建物の共用部(MDF室など)まで光ファイバーが引き込まれている状態です。共用部から各部屋までの配線工事と、プロバイダ契約が必要になります。この場合の工事は30分〜1時間程度で完了するのが一般的です。
マンションの3つの配線方式
マンションでは、共用部から各部屋までの配線方式によって速度が変わります。
| 配線方式 | 最大速度 | 特徴 |
|---|---|---|
| 光配線方式 | 1Gbps | 各部屋まで光ファイバーで配線。速度が安定しやすい |
| LAN配線方式 | 100Mbps〜1Gbps | LANケーブルで各部屋に配線。比較的高速 |
| VDSL方式 | 100Mbps | 電話回線で各部屋に配線。築古マンションに多い |
光配線方式が最も速度面で有利です。VDSL方式は最大100Mbpsに制限されるため、速度にこだわる方にはやや不利な環境です。ただし、日常的なWeb閲覧や動画視聴であれば、VDSL方式でも問題なく使えるケースがほとんどです。
お住まいのマンションの配線方式は、管理会社や回線事業者に問い合わせると確認できます。NTT東日本のフレッツ光提供エリア検索でも建物ごとの対応状況を調べられます。
マンションやアパートで光回線の工事を行う際は、事前に管理会社やオーナーの許可を得る必要があります。無断で工事を行うとトラブルの原因になるため、必ず事前確認を行いましょう。
工事費の相場はいくら?
光回線の工事費は、サービスによって異なりますが、おおまかな相場は以下のとおりです。
| 住居タイプ | 工事費の相場 |
|---|---|
| 戸建て | 16,500〜44,000円 |
| マンション | 16,500〜44,000円 |
記事執筆時点では、多くのサービスで工事費が実質無料になるキャンペーンを実施しています。ドコモ光・auひかり・NURO光・ソフトバンク光・ビッグローブ光などの主要サービスは、いずれも工事費の実質無料特典を用意しています。
工事費実質無料は、分割払い期間中に毎月同額の割引が適用される仕組みです。分割払いが終わる前に解約すると、残りの工事費を一括で支払う必要がある点には注意してください。

工事当日に準備しておくこと
工事当日をスムーズに進めるために、以下の準備をしておくと安心です。
立ち会いの確保
光回線の工事では、原則として契約者本人または代理人の立ち会いが必要です。工事日は土日も選べますが、平日に比べて追加料金が発生するサービスもあります。
ONU設置場所の決定
ONU(光回線終端装置)を設置する場所をあらかじめ決めておきましょう。光コンセントの近くに設置することになるため、電源コンセントの位置やルーターの置き場所も合わせて考えておくと、当日の工事がスムーズに進みます。
家具の移動が必要な場合も
引き込み口やONUの設置予定場所の周辺に大きな家具がある場合は、事前に移動しておきましょう。工事業者が作業しやすい環境を整えておくことで、工事時間の短縮にもつながります。
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工事不要で光回線を使えるケース
以下のケースでは、開通工事が不要または簡略化されます。
- フレッツ光から光コラボへの転用:既存の回線をそのまま使うため、基本的に工事不要
- 光コラボ同士の事業者変更:同じフレッツ光回線を使うため、工事なしで切り替え可能
- 前の住人が光回線を使っていた場合:設備が残っていれば無派遣工事(工事業者が来ない形式)で済むことがある
特にフレッツ光からの転用や光コラボ間の事業者変更は、面倒な工事なしで乗り換えられるので、手軽さを重視する方にはおすすめの方法です。
よくある質問(Q&A)
Q. 工事のときに家具を動かす必要はある?
引き込み口やONU設置予定場所の周辺に家具がある場合は、事前に移動しておくとスムーズです。工事業者が来てから移動を依頼されることもあるので、余裕を持って準備しておきましょう。
Q. 賃貸でも光回線の工事はできる?
できます。ただし、事前に大家さんや管理会社の許可が必要です。特に壁への穴あけが必要になる場合は、必ず了承を得てから工事に進みましょう。退去時の原状回復についても確認しておくと安心です。
Q. 工事当日はインターネットが使えない?
既存の回線を解約してから新規工事を行う場合、工事完了まではインターネットが使えなくなります。事業者変更や転用であれば切り替え日に自動で回線が移行するため、空白期間はほぼ発生しません。

まとめ
光回線の工事は、申込→工事日調整→開通工事→機器設定→利用開始という流れで進みます。戸建ては1〜2時間、マンションは30分〜1時間が目安で、壁への穴あけが必要になるケースはまれです。
工事費は多くのサービスで実質無料キャンペーンが適用されるため、初期費用の負担は小さく抑えられます。また、フレッツ光からの転用や光コラボ間の事業者変更であれば、工事自体が不要になるケースもあります。
申込から開通までは2週間〜1か月程度かかるため、利用開始日が決まっている方は早めに申し込むことをおすすめします。工事内容の詳細はNTT西日本の工事内容解説ページやNURO光の工事解説ページでも確認できます。
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