引っ越しが決まったら、荷造りや役所の届け出だけでなく、インターネット回線の手続きも忘れてはいけない。手続きを後回しにすると、引っ越し先でネットが使えない期間が発生してしまうことがある。
この記事では、引っ越し時のインターネット回線の手続きを時系列で整理し、やるべきことをわかりやすくまとめた。スムーズに引っ越しを終えるために、ぜひ参考にしてほしい。

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引っ越し時のインターネット手続きは3つの選択肢がある
引っ越し先でインターネットを使うための方法は、主に3つある。
- 継続利用(移転手続き):今の回線をそのまま引っ越し先で使う
- 乗り換え:今の回線を解約し、新しい回線に契約する
- 新規契約:今はネットを使っていないが、引っ越し先で新たに契約する
選択肢1:今の回線を継続利用する(移転手続き)
現在の光回線に満足しているなら、移転手続きをして引っ越し先でも同じ回線を使い続けるのが最もシンプルだ。
移転手続きの流れ
ステップ1:引っ越しが決まったら、契約中の回線事業者に連絡する(引っ越しの1〜2か月前が目安)。
ステップ2:引っ越し先の住所でサービスが提供可能か確認する。
ステップ3:旧居での撤去工事(必要な場合)と新居での開通工事の日程を調整する。
ステップ4:新居で開通工事を実施し、インターネットに接続できることを確認する。
移転手続きのメリット
- 手続きが比較的シンプル(解約+新規契約の手間がない)
- メールアドレスなどが変わらない
- 契約解除料がかからない
移転手続きのデメリット
- 移転工事費がかかることがある
- 引っ越し先がサービス提供エリア外の場合は使えない
- 料金プランの見直しができない(そのまま継続)
auひかりとNURO光には移転制度がないため、引っ越しの際は一度解約して新居で新規申し込みをする必要がある。その場合、新規申し込みのキャッシュバックが適用される可能性もあるので確認してみよう。
選択肢2:新しい回線に乗り換える
引っ越しは回線を見直す良い機会でもある。料金や速度に不満がある場合は、乗り換えを検討しよう。
乗り換えの流れ
ステップ1:新しい回線を選び、申し込む(新居の開通工事日を予約する)。
ステップ2:新回線の開通日が決まったら、旧回線の解約日を調整する。
ステップ3:引っ越し後、新居で開通工事を実施。
ステップ4:旧居の回線を解約し、機器を返却する。
乗り換えの際は、先に新回線の開通日を決めてから旧回線の解約日を調整するのがポイント。逆にすると、ネットが使えない空白期間が生じてしまう。
乗り換えのメリット
- 料金・速度・サービスを見直せる
- 新規契約のキャッシュバックが受けられることがある
- スマホのキャリアに合わせた回線に変更できる
乗り換えのデメリット
- 旧回線の違約金が発生する場合がある
- 解約+新規契約で手続きが2回必要
- 工事費の残債がある場合は一括精算が必要

引っ越し時のインターネット手続き|やることリスト
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1〜2か月前 | 継続・乗り換えを決める。回線事業者に連絡。新居のエリア確認。 |
| 2〜3週間前 | 新居の開通工事日を予約する。旧居の撤去工事日を調整する。 |
| 引っ越し当日 | 旧居のONU・ルーターを梱包。返却が必要な場合は返送手配。 |
| 引っ越し後 | 新居で開通工事。ルーターの初期設定。接続確認。 |
引っ越し時の注意点
1. 繁忙期は工事の予約が取りにくい
3〜4月の引っ越しシーズンは、光回線の工事予約が集中するため、1〜2か月待ちになることもある。早めに手続きを進めるのが鉄則だ。
2. 違約金の確認を忘れずに
契約期間内に解約すると違約金が発生する場合がある。更新月に合わせて解約するか、乗り換え先の違約金負担キャンペーンを活用しよう。
3. 工事費の残債に注意
工事費を分割払いにしている場合、解約時に残りの金額を一括で支払う必要がある。契約時の明細を確認しておこう。
4. 機器の返却を忘れない
ONUやレンタルルーターは回線事業者に返却する必要がある。返却を怠ると、機器代金を請求されることがあるので注意しよう。
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引っ越し先ですぐにネットを使いたい場合の対策
光回線の開通工事には時間がかかるため、引っ越し直後からネットを使いたい場合は、以下の方法でつなぐのがおすすめだ。
- ホームルーターを一時利用する:コンセントに挿すだけで即日使える
- スマートフォンのテザリングを使う:データ容量に注意が必要
- モバイルWi-Fiをレンタルする:短期レンタルプランがあるサービスもある

引っ越し先でのWi-Fi設定のやり方
引っ越し先で新しいルーターを設置した場合や、設定が初期化された場合は、Wi-Fiの再設定が必要になる。
ステップ1:ルーターの底面や側面に記載されているSSID(ネットワーク名)とパスワードを確認する。
ステップ2:スマートフォンやパソコンのWi-Fi設定画面で、確認したSSIDを選択する。
ステップ3:パスワードを入力して接続する。
ステップ4:ブラウザでWebサイトが表示されることを確認する。
ルーターを以前のものから新しいものに変えた場合は、家中のWi-Fi接続端末(スマートスピーカー、スマートテレビ、IoT家電など)のWi-Fi設定も更新する必要がある。端末数が多いと手間がかかるため、引っ越し前にWi-Fi接続している端末のリストを作っておくと漏れを防げる。
よくある質問(Q&A)
Q. 引っ越し先がマンションで光回線がすでに導入済みの場合は?
マンションに光回線設備が導入されている場合は、宅内工事のみで開通できることが多い。工事時間も1時間程度で済むケースが多く、比較的スムーズだ。
Q. 引っ越し先で同じ光回線が使えない場合は?
引っ越し先がサービス提供エリア外の場合は、解約して別の回線に切り替える必要がある。NTTフレッツ光(光コラボ)であれば、全国の多くのエリアで利用できる。
光回線以外のインターネット回線の引っ越し手続き
ここまで光回線を中心に解説してきたが、ホームルーターやモバイルWi-Fiの引っ越し手続きも簡単に触れておこう。
ホームルーターの場合
ホームルーター(WiMAXやドコモ home 5Gなど)は、基本的に住所変更の届け出だけで引っ越し先でも使える。工事は不要なので、引っ越し先でコンセントに挿せばすぐにインターネットが使える。
ただし、サービスによっては登録住所の変更手続きが必要な場合がある。また、引っ越し先の電波状況によっては通信速度が変わることもあるため、事前にエリアマップで確認しておくとよいだろう。
モバイルWi-Fiの場合
モバイルWi-Fi(ポケット型Wi-Fi)は持ち運びができるため、引っ越しに伴う手続きは基本的に不要だ。住所変更の届け出をするだけで引き続き利用できる。
ただし、引っ越し先がサービスの対象エリア外だと使えなくなる場合がある。地方や山間部への引っ越しの場合は、事前にエリア確認をしておこう。

引っ越し時のプロバイダメールアドレスの扱い
光回線を解約・乗り換えすると、プロバイダのメールアドレスが使えなくなることがある。各種サービスの登録にプロバイダメールを使っている場合は、事前にメールアドレスの変更を済ませておこう。
一部のプロバイダでは、月額数百円の「メールコース」に変更することで、回線を解約してもメールアドレスだけ残すことができる。メールアドレスを維持したい場合は、解約前にプロバイダに相談しよう。
なお、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスをメインで使っている場合は、プロバイダを変更しても影響を受けない。今後の引っ越しを考えると、メインのメールアドレスをフリーメールに移行しておくのがおすすめだ。
プロバイダメールアドレスに依存していると、回線の乗り換えがしにくくなる。Gmailなどのフリーメールをメインにしておくと、引っ越しや乗り換えのたびにメールアドレスを変更する手間が省ける。
まとめ|引っ越しの1〜2か月前に手続きを始めよう
- 引っ越しが決まったら、まず継続か乗り換えかを決める
- 手続きは1〜2か月前から始めるのがベスト
- 乗り換えなら、新回線の開通日を先に確定させる
- 繁忙期(3〜4月)は工事が混み合うので、早めの予約を
ネット回線の手続きを後回しにしないことが、引っ越しをスムーズに進めるコツだ。引っ越しが決まったら、早めに動き出そう。

引っ越し回数が多い方向けのインターネット戦略
転勤が多い方や、数年おきに引っ越しをする方は、インターネット回線選びに工夫が必要だ。
おすすめの戦略1:契約期間の縛りがない光回線を選ぶ
enひかりやGMOとくとくBB光(縛りなしプラン)など、契約期間の縛りがない光回線を選べば、いつ引っ越しても違約金の心配がない。
おすすめの戦略2:全国対応の光回線を選ぶ
NTTフレッツ光(光コラボ)は全国で利用できるため、移転手続きだけで引っ越し先でも使い続けられるケースが多い。独自回線(auひかり、NURO光など)はエリアが限定されるため注意が必要だ。
参考リンク:
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