光回線を使ってテレビを見る「光テレビ」は、アンテナ不要で地デジやBSが視聴できる便利なサービスだ。台風や強風でアンテナが倒れる心配もなく、景観を損ねない点でも人気がある。
しかし、光テレビにもいくつかの種類があり、サービスごとに視聴できるチャンネルや料金が異なる。この記事では、代表的な光テレビサービスを比較し、自分に合ったサービスの選び方を解説する。

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光テレビとは?仕組みを簡単に解説
光テレビは、光回線(光ファイバー)を通じてテレビ放送を受信する仕組みのサービスだ。通常のテレビ視聴では屋根やベランダにアンテナを設置して電波を受信するが、光テレビではアンテナの代わりに光回線を使う。
光テレビの受信方式は大きく2種類ある。
1. RF方式(フレッツ・テレビなど):光回線で受信した放送波をそのままテレビに送る方式。テレビ本体のチューナーで受信するため、専用チューナーが不要だ。
2. IP方式(ひかりTVなど):テレビ放送をIPデータに変換して配信する方式。専用のチューナー(セットトップボックス)が必要になるが、ビデオオンデマンドなどの付加サービスも充実している。
主な光テレビサービスの比較
| サービス名 | 月額料金 | 地デジ・BS | 専門ch | チューナー | 提供回線 |
|---|---|---|---|---|---|
| フレッツ・テレビ | 825円 | 視聴可能 | スカパー!で追加可 | 不要 | フレッツ光/コラボ光 |
| ひかりTV | 1,100円〜3,850円 | 視聴可能 | 80ch以上 | 必要 | フレッツ光/コラボ光/NURO光等 |
| auひかりテレビ | 1,628円〜 | 視聴不可 | 映画・ドラマ等 | 必要 | auひかり |
| eo光テレビ | 1,582円〜 | 視聴可能 | CSチャンネルあり | 不要 | eo光(関西) |
地デジ・BSを光回線で見たいだけなら、フレッツ・テレビが最もシンプルで安い。専門チャンネルやビデオも楽しみたいなら、ひかりTVがおすすめだ。
フレッツ・テレビの特徴
フレッツ・テレビは、NTT東日本・西日本が提供する光テレビサービスだ。月額825円(税込)で地デジ・BSが視聴できる。
フレッツ・テレビのメリット
- 月額料金が安い(825円/月)
- 専用チューナーが不要(テレビのチューナーで受信可能)
- 複数台のテレビに同時配信できる
- 4K8K放送にも対応
フレッツ・テレビのデメリット
- 提供エリアが限られている(NTT東日本・西日本の一部エリアのみ)
- 初期工事費がかかる(テレビ接続工事費含む)
- 専門チャンネルを見るにはスカパー!の別途契約が必要
ひかりTVの特徴
ひかりTVは、NTTぷららが提供する映像配信サービスだ。地デジ・BSに加えて、80以上の専門チャンネルや豊富なビデオオンデマンドが楽しめる。
ひかりTVの主な料金プラン
- 基本放送プラン:月額1,100円(税込)〜 ※新規受付終了の場合あり
- テレビおすすめプラン:月額2,750円(税込)※専門チャンネル50ch以上
- お値うちプラン:月額3,850円(税込)※専門チャンネル+ビデオ見放題
ひかりTVの料金プランは改定されることがある。記事執筆時点の情報のため、契約前に公式サイトで最新の料金を確認してほしい。
ひかりTVのメリット
- 専門チャンネルが80ch以上視聴できる
- ビデオオンデマンド(VOD)が豊富
- フレッツ・テレビよりも提供エリアが広い
ひかりTVのデメリット
- 専用チューナーが必要
- 月額料金がフレッツ・テレビより高い
- 複数台のテレビでは追加チューナーが必要

光テレビとアンテナ、どっちがいい?
光テレビとアンテナの違いも整理しておこう。
| 項目 | 光テレビ | アンテナ |
|---|---|---|
| 初期費用 | 工事費あり | アンテナ設置費あり |
| 月額費用 | 825円〜 | 0円 |
| 天候の影響 | なし | あり(台風・大雪など) |
| 景観 | 外観を損ねない | アンテナが見える |
| 視聴可能チャンネル | サービスによる | 地デジ・BS・CS |
長期的に見ると、アンテナは一度設置すれば月額費用がかからないため、コスト面では有利だ。ただし、天候の影響を受けやすい点や、マンションでアンテナ設置ができない場合は光テレビが便利だ。
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光テレビの選び方|3つのポイント
- 何を見たいか:地デジ・BSだけならフレッツ・テレビ、専門チャンネルも見たいならひかりTV
- 提供エリアの確認:フレッツ・テレビはエリアが限定されているため、事前に確認が必要
- 月額予算:800円台〜3,000円台まで幅があるので、予算に合ったプランを選ぶ
光テレビの録画はどうやるの?
光テレビの録画方法は、サービスによって異なる。
フレッツ・テレビの場合は、テレビのチューナーで受信するため、通常のテレビと同じ方法で録画が可能だ。外付けHDDやBDレコーダーをテレビに接続すれば、これまで通り録画できる。
ひかりTVの場合は、専用チューナー(セットトップボックス)に外付けHDDを接続して録画する方法が一般的だ。対応するHDDの容量は500GBから最大6TBまでで、番組の長さや画質によって録画できる時間が変わる。
なお、ひかりTVの「ビデオ見放題」で配信されているコンテンツは、基本的にダウンロード保存はできない。オフライン視聴したい場合は対応状況を確認しておこう。
よくある質問(Q&A)
Q. 光テレビにすると光回線のインターネット速度は遅くなる?
フレッツ・テレビ(RF方式)の場合は、インターネットとは別の帯域でテレビ信号を送るため、インターネット速度への影響はほぼない。ひかりTV(IP方式)は同じ帯域を使うが、通常利用で体感できるほど遅くなることは少ない。
Q. 光テレビの工事は何をする?
光テレビの工事では、ONUから各部屋のテレビまで同軸ケーブルで接続する作業が中心だ。テレビの台数が多いほど工事費が高くなる傾向がある。
Q. 引っ越し先でも光テレビは使える?
引っ越し先が光テレビの提供エリア内であれば、移転手続きをして引き続き利用できる。エリア外の場合は解約が必要になるため、事前にエリア確認をしておこう。
光テレビで4K・8K放送は見られる?
テレビの高画質化が進む中、4K・8K放送への対応は光テレビを選ぶ上で重要なポイントだ。
フレッツ・テレビの場合
フレッツ・テレビは、新4K8K衛星放送に対応している。ただし、4K・8K対応のテレビまたはチューナーが必要だ。また、宅内の同軸ケーブルや分配器が4K8Kに対応していない場合は、交換工事が必要になることもある。
ひかりTVの場合
ひかりTVも4K対応コンテンツを提供している。ひかりTV対応の4Kチューナー内蔵テレビや、4K対応のセットトップボックスを使えば視聴可能だ。VOD(ビデオオンデマンド)でも4K画質の映画やドラマが楽しめる。

光テレビの導入時にかかる費用
光テレビを導入する際の初期費用をサービス別にまとめた。
| 項目 | フレッツ・テレビ | ひかりTV |
|---|---|---|
| テレビ接続工事費 | テレビ1台: 約7,150円〜 テレビ複数台: 約19,800円〜 |
不要(チューナー接続のみ) |
| チューナー費用 | 不要 | レンタル: 月額550円〜 または購入: 30,000円程度 |
| 契約事務手数料 | 3,300円 | 0円(光回線と同時申込の場合) |
フレッツ・テレビの工事費は、テレビの台数やケーブルの配線状況によって変動する。事前に見積もりを取ることをおすすめする。
光テレビを解約するとどうなる?
光テレビを解約すると、光テレビ経由で受信していた地デジやBSも見られなくなる。屋外アンテナを設置していない場合、テレビが映らなくなってしまうので注意が必要だ。
光テレビの解約を検討する場合は、以下の選択肢を考えよう。
- 屋外アンテナを設置する(初期費用がかかるが月額費用はゼロ)
- 室内アンテナで受信する(受信状況による)
- テレビの視聴自体をやめてネット配信サービスに切り替える
光テレビを解約する前に、代替のテレビ受信方法を確保しておくことが大切だ。特にマンションの場合は、共聴アンテナが利用できるか管理会社に確認しよう。
各光回線事業者のテレビサービス対応状況
光テレビのサービスは、契約している光回線によって利用できるものが異なる。
- ドコモ光:フレッツ・テレビ、ひかりTV に対応
- ソフトバンク光:ソフトバンク光テレビ(フレッツ・テレビと同等)に対応
- NURO光:ひかりTV for NURO に対応(関東・東海・関西・九州エリア)
- auひかり:auひかりテレビサービス に対応(地デジ・BSは視聴不可)
自分が契約している(または契約予定の)光回線で利用できるテレビサービスを事前に確認しておこう。
まとめ|自分に合った光テレビサービスを選ぼう
- アンテナ不要で地デジ・BSを見たいならフレッツ・テレビが安くておすすめ
- 専門チャンネルやVODも楽しみたいならひかりTV
- 長期的なコストはアンテナのほうが安いが、天候耐性・景観では光テレビが有利
- 契約前にエリア確認と料金プランのチェックを忘れずに

光テレビと動画配信サービスの違い
光テレビと混同されやすいのが、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+などの動画配信サービス(VOD)だ。両者の違いを簡単に整理しておこう。
光テレビはテレビ放送(地デジ・BS・CS)をリアルタイムで視聴するサービスで、番組表に沿った放送を楽しめる。録画もできるので、好きな番組を見逃さずに視聴したい方に向いている。
一方、動画配信サービスは好きなときに好きなコンテンツを視聴できるオンデマンド型のサービスだ。テレビ放送は見られないが、映画やドラマ、アニメなどのオリジナルコンテンツが豊富に揃っている。
両方を使い分けるのも良い選択肢だ。地デジやBSは光テレビで、映画やドラマはVODでという使い分けをしている方も増えている。
参考リンク:
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