「ネットが遅くなった」「Wi-Fiが急に切れた」「動画が途中で止まる」。こういったトラブルに遭遇したとき、まず試してほしいのがルーターの再起動です。実はルーターの再起動だけで多くの通信トラブルが解消されます。
ただし、正しい手順を知らずにやると効果が半減したり、設定がリセットされてしまうこともあります。この記事では、ルーターやONUの正しい再起動方法、得られる効果、そして注意点まで詳しく解説していきます。

🐕 ナビ助のおすすめ!
ルーターの再起動とは?リセットとの違い
まず大切なのが、「再起動」と「リセット(初期化)」は全くの別物ということです。この違いを理解せずにリセットしてしまうと、SSIDやパスワードなどの設定がすべて消えてしまいます。
| 操作 | 方法 | 設定への影響 |
|---|---|---|
| 再起動 | 電源の入れ直し | 設定は保持される |
| リセット(初期化) | リセットボタン長押し | 設定が工場出荷状態に戻る |
通常のトラブル対処では「再起動」で十分です。背面のリセットボタンは間違って押さないように注意しましょう。
ルーター再起動で得られる効果
1. メモリの解放
ルーターは長時間稼働し続けると、メモリにキャッシュやログが蓄積されて処理速度が低下します。再起動によってメモリがリフレッシュされ、本来のパフォーマンスに戻ります。
2. 熱の放出
24時間365日通電していると、機器内部に熱がこもって不具合が生じることがあります。電源を切ることで熱を放出し、機器を正常な温度に戻すことができます。
そもそも熱がこもりやすい置き方をしている場合は、ルーター用の冷却ファンで風の通り道を作っておくという手もあります。
3. 通信チャネルの再設定
Wi-Fiルーターは自動で空いているチャネル(周波数帯域)を選んでいますが、周囲の電波環境が変わっても古いチャネルを使い続けていることがあります。再起動すると最適なチャネルが再選択されるため、電波干渉の解消につながります。
4. 接続テーブルのリフレッシュ
ルーターは接続中のデバイスの情報をテーブルとして管理しています。長期間稼働していると不要な情報が残り続け、接続が不安定になることがあります。再起動でこのテーブルがクリアされます。
再起動で改善しやすい症状
- ネットの速度が急に遅くなった
- 特定のデバイスだけWi-Fiが切れる
- Ping値が普段より高い
- Webページの読み込みが止まる

ルーター・ONUの正しい再起動手順
ルーターだけでなく、ONU(光回線終端装置)も一緒に再起動するのが効果的です。正しい手順は以下の通りです。
ステップ1:電源を切る(逆順)
パソコンやゲーム機など → Wi-Fiルーター → ONU(光回線終端装置)の順番で電源を切るか、LANケーブルを抜きます。ルーターよりもONUを後に切るのがポイントです。
ステップ2:30秒~1分待つ
電源を切ったら、すぐに入れ直さずに30秒~1分程度そのまま放置します。これは機器内部のコンデンサに残った電気を完全に放電させるためです。熱がこもっている場合は5分程度待つとより効果的です。
ステップ3:電源を入れる(順番に)
ONU → Wi-Fiルーター → パソコンなどの順に電源を入れます。切るときの逆順で入れていくのが鉄則です。各機器の電源を入れたら、ランプが安定するまで2~3分待ってから次の機器の電源を入れましょう。
毎回プラグを抜き差しするのが面倒なら、個別スイッチ付きの電源タップにまとめておくと手順がぐっと楽になります。雷ガード付きのタイプを選んでおけば、落雷時のサージ対策も兼ねられます。
ステップ4:正常に動作しているか確認
すべての機器の電源を入れた後、ルーターのランプが正常に点灯していることを確認します。インターネットに接続できるか、速度測定サイトで速度やPing値が改善しているかもチェックしましょう。
再起動の際に押してはいけないのが、背面の「RESET」や「INIT」ボタンです。これを押すとルーターが工場出荷状態に戻り、Wi-Fiの設定がすべて消えてしまいます。
再起動しても改善しない場合の対処法
ルーターのファームウェアを更新する
ルーターのメーカーは定期的にファームウェア(内蔵ソフトウェア)のアップデートを提供しています。管理画面にアクセスして、最新のファームウェアが適用されているか確認しましょう。
ルーターの設置場所を見直す
ルーターは通気性の良い場所に設置し、周囲に物を置かないようにしましょう。特に本棚やテレビ台の中に入れている場合は、熱がこもりやすいので注意が必要です。
置き場所を変えにくいときは、ルーター用のスタンドで本体を立てて周囲に隙間を作るという方法もあります。
LANケーブルを確認する
ONUとルーターをつなぐLANケーブルが劣化している可能性もあります。Cat6以上の新しいケーブルに交換してみましょう。
ONUの交換を依頼する
ONUは回線事業者(NTTなど)が提供する機器で、故障や老朽化の場合は無料で交換してもらえることが多いです。回線事業者のサポートに連絡して相談しましょう。
回線やプロバイダの乗り換えを検討する
機器の問題ではなく、回線やプロバイダ側の品質に問題がある場合は、乗り換えが根本的な解決策になります。
機器を見直しても改善せず、原因が回線やプロバイダ側にありそうなときは、乗り換えを具体的に考える段階です。GMOとくとくBB光は、v6プラス(IPv6)がオプション料0円で標準提供されると公式に案内されており、契約期間の縛りや解約違約金もないとされています(公式サイトの記載・2026年10月13日確認)。実際の速度は環境によって変わる点は押さえておきましょう。
👇 乗り換えを考える前に、料金と解約時の費用の条件を整理しておきたい方はこちら



ルーター再起動のおすすめ頻度
特にトラブルが発生していなくても、月に1回程度は定期的にルーターを再起動するのがおすすめです。メモリの蓄積やチャネルの最適化など、予防的なメンテナンスとして効果があります。
自動再起動機能が搭載されているルーターもあります。たとえば、NEC Atermシリーズやバッファロー製品の一部には、設定した時間に自動で再起動するスケジュール機能が備わっています。深夜の使用しない時間帯に設定しておくと、手間なく定期メンテナンスができます。
🐕 ナビ助のおすすめ!
ルーター再起動に関するよくある質問(Q&A)
Q. 再起動したらWi-Fiのパスワードは変わる?
変わりません。再起動(電源の入れ直し)では設定は保持されるので、SSIDもパスワードもそのままです。ただし、リセット(初期化)をした場合は設定がすべて消えます。
Q. 再起動にかかる時間はどのくらい?
電源を切って待つ時間を含めると、全体で5~10分程度です。ルーターやONUのランプが安定するまでに2~3分かかるのが一般的です。
Q. ルーターの電源を毎日切っても大丈夫?
毎日切る必要はなく、月1回程度で十分です。頻繁に電源のオン・オフを繰り返すと、逆に機器に負担がかかる可能性があります。
Q. 管理画面から再起動する方法は?
多くのルーターは、ブラウザで管理画面(192.168.1.1や192.168.0.1など)にアクセスし、メンテナンスや管理メニューから再起動ボタンを押せます。電源プラグを抜くのと同等の効果があります。
主要メーカー別のルーター再起動方法
ルーターのメーカーによって、管理画面からの再起動方法が異なります。主要メーカーの手順を紹介します。
バッファロー製ルーター
ブラウザで「192.168.11.1」にアクセスし、管理設定 → 再起動の順にクリックします。自動再起動スケジュール機能にも対応しているモデルが多いです。
NEC Aterm製ルーター
ブラウザで「192.168.10.1」にアクセスし、メンテナンス → 再起動を選択します。Atermシリーズはスマホアプリ「Aterm スマートリモコン」からも再起動が可能です。
TP-Link製ルーター
ブラウザで「192.168.0.1」または「tplinkwifi.net」にアクセスし、システムツール → 再起動を選択します。TP-Linkの「Tetherアプリ」からスマホで遠隔再起動もできます。
NTTのホームゲートウェイ(HGW)
NTTから貸与されるホームゲートウェイの場合は、ブラウザで「192.168.1.1」にアクセスし、メンテナンスメニューから再起動します。HGWとルーターが一体型の場合は、HGWの再起動だけでOKです。
再起動の効果を最大化するコツ
放置時間は長めに取る
電源を切ってから30秒で十分とされていますが、調子が悪いときは5分程度放置すると、内部の熱がしっかり放出されてより効果的です。
深夜や早朝に行う
再起動中はインターネットが使えなくなるため、家族がネットを使わない深夜や早朝に行うのがおすすめです。自動再起動機能がある場合は、深夜3~4時頃に設定しておくとよいでしょう。
ONUも同時に再起動する
ルーターだけでなくONUも再起動することで、光回線側の一時的な問題も解消されることがあります。忘れずにセットで再起動しましょう。


ルーターの寿命と買い替え時期の目安
ルーターの寿命は一般的に4~5年程度とされています。それ以上使い続けると、再起動しても改善しない不具合が増えてくる傾向があります。
以下のような症状が頻発するようになったら、買い替えのサインです。
- 再起動しても速度が改善しなくなった
- Wi-Fiが頻繁に切断される
- 本体が異常に熱くなる
- 接続できるデバイス数が増えた(IoT機器の増加など)
- Wi-Fi 6に対応していない古い規格のまま


ルーターのトラブルシューティングについて詳しくは、NTT東日本のルーター接続設定ガイドや、バッファローのサポートFAQも参考にしてみてください。
まとめ
ルーターの再起動は、ネットが遅い・不安定といったトラブルの第一の対処法として非常に有効です。正しい手順はルーター→ONUの順で電源を切り、30秒待ってから逆順(ONU→ルーター)で入れ直すというシンプルなものです。
リセットとの違いを理解し、月1回程度の定期的な再起動を習慣にすることで、快適なネット環境を維持できます。再起動でも改善しない場合は、ファームウェアの更新やケーブルの交換なども検討してみましょう。


📦 この記事で紹介した商品
👉 「雷ガード付き スイッチ付き電源タップ」を見る
Amazon 楽天
👉 「LANケーブル カテゴリ6A」を見る
Amazon 楽天
👉 「バッファロー Wi-Fiルーター」を見る
Amazon 楽天
👉 「NEC Aterm ルーター」を見る
Amazon 楽天
🐕 ナビ助のおすすめ!



