「光回線の工事を待てない」「賃貸で壁に穴を開けられない」「引っ越しが多いので、持ち運べる回線がいい」。こうした事情で、コンセントに挿すだけで使えるホームルーターを検討する方が増えています。一方で、サービスごとに回線の種類・料金の組み立て・解約時の費用が異なり、比べにくいのが実情です。
この記事では、SoftBank Air、おきらくホームWi-Fi、GMOとくとくBBホームWi-Fiの3サービスについて、公式サイトで確認できた内容を整理します。数字は公式の記載だけを、確認日(2026年10月13日)つきで掲載しています。

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3サービスの概要と基本情報
まず、3サービスの基本情報を一覧にします。各社の公式サイトの記載(2026年10月13日確認)に基づいており、金額は税込です。
| 項目 | SoftBank Air | おきらくホームWi-Fi | GMOとくとくBBホームWi-Fi |
|---|---|---|---|
| 提供形態 | ホームルーター(家庭用Wi-Fi)。専用端末(Airターミナル)を購入またはレンタル | ホームルーターの機器レンタル(端末代0円) | ホームルータータイプのWi-Fi。端末代は36回分割で、分割相当分を毎月割引 |
| 工事 | 不要(コンセントに挿して使う) | 不要(コンセントに挿して使う) | 不要(コンセントに挿して使う) |
| 月額 | 基本料金5,368円(2026年12月1日から5,698円に改定) | 2年契約のSoftBank回線機器で7ヵ月目以降4,290円。機器・プランにより4,290円〜4,950円 | 5,687円(税抜5,170円) |
| 初期費用 | 契約事務手数料4,950円 | 契約事務手数料3,300円 | 入会費0円・送料0円・事務手数料3,300円 |
| 契約期間 | 公式の料金・仕様ページでは確認できなかった | 2年契約プランと縛りなしプランから選択 | 解約違約金なし(公式の記載) |
| 速度の公式表記 | Airターミナル6で下り最大2.7Gbps(一部の5Gエリア)。ベストエフォート | SoftBank回線機器は4G/LTEで下り最大300Mbps、WiMAX回線機器は下り最大4.2Gbps(一部エリア)。ベストエフォート | 5G通信時で下り最大4.2Gbps(一部エリア)。大量通信時は混雑時間帯に制限の場合あり |
| 端末 | Airターミナル6(現金販売価格95,040円)など | TP-Link Archer MR600/Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | ZTE Speed Wi-Fi HOME 5G L13(端末代33,264円) |
GMOとくとくBBホームWi-Fiの欄は、公式ページ(gmobb.jp/gmohomewifi/)の記載(2026年10月13日確認)に基づいています。端末代の分割回数は、注記では36回、バナー画像では24ヵ月と読める表記もあるため、申込画面で最終確認してください。
SoftBank Airのボタンの移動先は、正規代理店である株式会社NEXTの申し込みページです。おきらくホームWi-Fiも同社が運営しています。
各サービスの特徴(公式で確認できること)
SoftBank Air:5G対応の専用端末を使う
SoftBank Airは、ソフトバンクが提供するホームルーターです。公式サイトでは「コンセントにさすだけで工事がいらない」「お申し込み当日から使える」と案内されています。最新のAirターミナル6はWi-Fi7に対応し、同時接続は最大128台と記載されています。
速度は、Airターミナル6で下り最大2.7Gbpsと表記されていますが、公式サイトは「一部エリアで提供」「ベストエフォート」「利用が集中する時間帯は速度制限により低下する場合がある」と明記しています。5Gの対象エリアは限られ、4Gエリアでも利用できるとの案内です。
申し込みはウェブ・電話・店頭から選べます。
おきらくホームWi-Fi:端末レンタルと2つの回線から選ぶ
おきらくホームWi-Fiは、機器代金0円のレンタル型ホームルーターです。公式サイトによると、機器はSoftBank回線を使うTP-Link Archer MR600と、WiMAX回線を使うSpeed Wi-Fi HOME 5G L13の2種類から選べます。
特徴的なのは、プランと機種の自由度です。縛りなしプランから2年契約プランへの変更ができます(手数料1,100円)。また、機種交換は月1回まで可能で、1回あたり機種交換手数料1,100円と送料がかかると記載されています。レンタルのため、端末代の割賦残債は発生しません。
通信量は公式サイトで「データ量は無制限」とされていますが、著しい大容量の通信を行った場合は、トラフィックの公平性の観点から速度が制限される場合があると記載されています。
GMOとくとくBBホームWi-Fi:端末代を月額から割り引く型
公式ページでは、コンセントに挿すだけで使える工事不要のホームルータータイプとして、「GMOとくとくBB WiMAX +5G ギガ放題接続サービス」で案内されています。端末はZTE Speed Wi-Fi HOME 5G L13で、5G通信時は下り最大4.2Gbps、同時接続は32台と記載されています(5G・5G SAは一部エリアで提供)。
解約違約金がない点に加え、契約期間中いつでも違約金なしでGMOとくとくBB光(最大10ギガ)へ乗り換えられる「いつでもあんしん乗り換え保障」が用意されています。データ量は無制限ですが、一定期間内に大量の通信があると、混雑する時間帯の速度を制限する場合があります。
発送は、平日15時30分・土日祝日14時までの申込完了で即日発送です(在庫・審査・地域により異なる場合あり)。配送日時の指定はできません。

光回線との違いを一般論で整理
光回線は、工事が必要になる一方で、有線で安定した通信を期待できる点が特徴です。ホームルーターは工事が要らず、届いたその日から使える手軽さが強みです。ただし電波を使うため、設置場所や混雑する時間帯によって速度が変わりやすい点には注意が必要です。
数字つきの比較は、次の記事にまとめています。

仕組みの違いから掘り下げた記事もあります。



デメリット・注意点
- 速度はどのサービスも「ベストエフォート」で、公式の最大値は実際の速度を示すものではありません。
- SoftBank Airの基本料金は、2026年12月1日から5,698円に改定されます(330円の値上がり)。5G対象エリアも限られます。
- おきらくホームWi-Fiの2年契約プランは、機器発送月を含む24ヵ月以内に解約すると、月額料金1ヵ月分の解約手数料がかかります。
- おきらくホームWi-Fiは機器の返却が必要で、返却時の送料は原則お客様負担です。
- GMOとくとくBBホームWi-Fiの特典は条件つきで、受け取りに手続きが必要です。公式ページ冒頭には、一部の申込で不正の疑いがあり確認を行う旨の記載があります。
料金・費用(公式の記載・2026年10月13日確認)
SoftBank Air
公式サイトの料金ページの記載は次のとおりです(税込)。
- 基本料金(Air 4G/5G共通プラン):5,368円/月(2026年12月1日から5,698円)
- 端末(Airターミナル6):現金販売価格95,040円。48回分割の場合、賦払金は1,980円/月(実質年率0.0%)
- 月月割:購入した端末の場合、基本料金から1,980円/月を割引(最大48ヵ月間。解約すると終了)
- Airターミナル6 最大にねんサポートキャンペーン:24ヵ月目まで418円/月を割引
- 合計:初月〜24ヵ月目は4,950円/月、25ヵ月目以降は5,368円/月
- レンタルの場合:端末レンタル料539円/月(5G対応機種はレンタルなし)
- 契約事務手数料:4,950円(条件により1,100円割引)
- 別途:ブロードバンドユニバーサルサービス料
なお公式サイトには、料金改定にあわせて、割引適用後の月額利用料金が5,280円になるとの記載もあります。たとえば、4,950円で24ヵ月+契約事務手数料4,950円の場合は合計123,750円、5,280円で24ヵ月+4,950円の場合は合計131,670円です(編集部の計算。オプション・ユニバーサルサービス料を除く)。
キャッシュバックについては、正規代理店のNEXTのページに「当サイトからの申し込みで現金最大50,000円」との記載があります。Airターミナルをレンタルで利用する場合は対象外で、案内のSMSを受け取ってから2日以内に事前情報を登録しないと2,000円減額される条件があります。
おきらくホームWi-Fi
公式サイトの料金表は、最初の6ヵ月間(割引後・税別)と7ヵ月目以降(税込)で記載されています。
| プラン・機器 | 最初の6ヵ月(税別) | 7ヵ月目以降(税込) |
|---|---|---|
| 2年契約・SoftBank回線(MR600) | 3,700円 | 4,290円 |
| 2年契約・WiMAX回線(L13) | 4,000円 | 4,620円 |
| 縛りなし・SoftBank回線(MR600) | 4,000円 | 4,620円 |
| 縛りなし・WiMAX回線(L13) | 4,300円 | 4,950円 |
初期費用は契約事務手数料3,300円です。端末代は0円で、あんしん補償(550円/月・申込時のみ加入可)やプラスエリアモード(1,100円・利用した月のみ・WiMAX回線機器のみ)はオプションです。
式で確認すると、2年契約のSoftBank回線機器で24ヵ月利用した場合は、(4,290円−220円)×6ヵ月+4,290円×18ヵ月+3,300円=104,940円です。割引キャンペーンが24ヵ月間変わらず、オプションなしの場合の編集部の計算です。公式サイトでは、このキャンペーンは「終了日未定・予告なく変更または終了する場合がある」とされています。
GMOとくとくBBホームWi-Fi
- 月額:5,687円(税込。税抜5,170円)
- 端末代:33,264円(税込)。36回分割で、分割払い相当分(月924円)を割り引き、36ヵ月の利用で実質無料(公式の注記)
- 入会費0円・送料0円・事務手数料3,300円(税込)。解約違約金なし
バナー画像には「24ヶ月のご利用で実質0円」と読める表記もあるため、分割回数は申込画面で確認してください。
特典は、本ページ限定で全員対象の20,000円、他社解約違約金相当として最大50,000円、オプション同時申込で最大12,000円(2オプション同時加入で2,000円増額、とくとくBBでんき・ガス加入で最大10,000円)と記載されています。条件つきで、受け取りには手続きが必要です。
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評価されやすい点・気になりやすい点(編集部の整理)
評価されやすい点
- 工事が不要で、届いたらすぐ設置できる(SoftBank Air、おきらくホームWi-Fi)
- おきらくホームWi-Fiは端末がレンタルで、縛りなしプランなら解約手数料がかからない
- おきらくホームWi-Fiは14日間のお試しの仕組み(条件あり)がある
気になりやすい点
- 電波を使うため、設置場所や時間帯で速度が変わりやすい
- 端末代の支払い方法や割引の終了時期で、総額が変わる
向いている人・向いていない人
- 向いている人:工事の日程調整が難しい人、賃貸で壁に穴を開けられない人、引っ越しの多い人、すぐにネットを使いたい人
- 向いていない人:オンラインゲームなど遅延に敏感な用途が中心の人、速度の安定を最優先にしたい人
選び分け:目的別の整理
| 重視したいこと | 候補になりやすいサービス |
|---|---|
| 端末を購入して長く使いたい | SoftBank Air(端末は購入またはレンタルを選択) |
| 端末代の支払いを避けたい・短期で試したい | おきらくホームWi-Fi(機器レンタル・縛りなしプランあり) |
| 回線(SoftBank/WiMAX)を試して選びたい | おきらくホームWi-Fi(機種交換は月1回まで) |
| 解約違約金なしで、端末代を月額から割り引く形で使いたい | GMOとくとくBBホームWi-Fi(光回線への乗り換え保障あり) |
光回線も含めた比較は、次の記事も参考にしてください。



申し込みから利用開始までの流れ
SoftBank Air
- ウェブ・電話・店頭のいずれかで申し込みます。
- 本人確認書類の提出と、支払い方法(クレジットカードまたは口座振替)を登録します。
- ウェブ・電話の場合は、支払い方法の登録完了後、最短で2日程度でAirターミナルが届きます。店頭なら最短当日に受け取れます。
- Airターミナルをコンセントにつなぎ、Wi-Fiを設定して利用開始です。
おきらくホームWi-Fi
- エリアを確認し、申し込みフォームから身分証明書をアップロードして申し込みます。
- 申し込み内容の確認があり、不備がなければ最短即日〜5営業日以内に機器が発送されます。
- 発送後、概ね1〜3日で届きます。設置と設定をして利用開始です。
GMOとくとくBBホームWi-Fi
- WEBで、エリアと注意事項を確認して申し込みます。
- 申込情報を確認し、不備がなければ端末が発送されます(サービス開始日は端末発送日)。
- 端末が届いたらSIMを挿入し、コンセントに挿して利用開始です。
申し込み前に確認しておきたいこと
- 提供エリア:住所を入力して、各社の公式エリア検索で確認します。SoftBank Airは5Gエリアが限られます。
- 契約期間と解約時の費用:おきらくホームWi-Fiは2年契約プランで24ヵ月以内の解約に手数料がかかります。
- 特典の条件:申込窓口や手続きの期限で条件が異なります。
よくある質問
Q. ホームルーターは賃貸でも使えますか?
A. 工事が不要なため、賃貸でも使いやすいサービスです。ただし、建物の構造によって電波の届き方は変わります。
Q. 速度は光回線と同じですか?
A. 公式サイトの最大速度は技術規格上の最大値で、実際の速度を示すものではありません。混雑する時間帯には下がる場合もあります。
Q. 引っ越しをしたら使えなくなりますか?
A. おきらくホームWi-Fiは、引っ越し先が提供エリア内であれば、コンセントに挿すだけで利用できると記載されています。住所の事前連絡が必要です。
Q. 解約時にお金はかかりますか?
A. サービスとプランによって異なります。おきらくホームWi-Fiの縛りなしプランは、解約時期に関わらず解約手数料がかかりません。2年契約プランは24ヵ月以内の解約で月額料金1ヵ月分がかかります。SoftBank Airは、月月割が解約により終了すると公式サイトに記載されています。GMOとくとくBBホームWi-Fiは、解約違約金なしと記載されています。
Q. 申し込みに本人確認書類は必要ですか?
A. SoftBank AirとおきらくホームWi-Fiでは、本人確認書類の提出や身分証明書のアップロードが必要と案内されています。
まとめ:向いている人ごとの選び分け
- 端末を購入し、店頭や電話で相談したい人:SoftBank Air
- 端末代0円のレンタルで、縛りなしプランから始めたい人:おきらくホームWi-Fi
- 解約違約金なしで、将来の光回線への乗り換えも見据えたい人:GMOとくとくBBホームWi-Fi


参考:国民生活センター、消費者庁、総務省 情報通信政策では、通信サービスの契約に関する相談窓口や情報が公開されています。
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